記事公開日：2014.08.22　|　最終更新日：2025.05.27

明治・大正の赤ちゃん命名トレンドとは？

昔の名付け（明治・大正など）

大正時代に遡っても、その頃に日本人に好まれた名前というものはあったようです。

最近では毎年のランキングに多少の変動がありますが
大正から昭和までに人気のあった名前の推移をみると
だいたい５年から１０年ほどの長いスパンがあります。

また、明治から大正へと年号が改元されると
「正」という文字が多用されたようです。

さらに遡ること明治３年、旧官名禁止令というものが出され
「兵衛」や「衛門」といった官名にあたる名前をつけることが禁止され
元の名前の頭の文字を残して改名する人もいました。

※官名（かんめい・かんみょう）・・・官職の名称
官は職務の一般的種類
職は担当すべき職務の具体的範囲を示す呼び方

明治時代は男尊女卑の傾向が強く
また女性が用いる文字としてカタカナが使用されていたためからか
女性の名前にはカタカナが多かったようです。

この時代の傾向として、名前の前に「お」をつけて呼ぶ習慣もありました。
そして一説によれば、女性でも武家などの身分の高い家に生まれたり
特別な職に就いたりした場合、名前に漢字が使われたということですが…
…真偽の程は定かではありません。

さらに、これからお名前を考えるプレママ・パパに役立つ具体的なコツは、以下の記事で詳しくご紹介しています。