記事公開日:2014.09.02 | 最終更新日:2022.07.23
お名前ランキング番外編〜長い名前・珍しい名前〜
これまで生まれた赤ちゃんのお名前ランキングをご紹介してきましたが
お子さんたちのお名前にも近年の日本の国際化を感じます。
漢字仮名交じりだったり、海外の人にも発音しやすく覚えやすいお名前だったり。
海外といえば、名前にまつわるアレコレを調べているうちに
世界最長の名前という、マタニティフォトから脱線しつつも
面白い世界記録を発見しました。
なんでもドイツの方の名前だそうで、
『アドルフ・ブレイン・チャールズ・ダヴィッド・アール・フレデリック・ジェラルド…』
このあと、なんと584語も続くそうです!
普段は『アドルフ+590』と署名しているそうですが(笑)
ちなみに日本人では戦前、
『山中いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむ
うゐのおくやまけふこ江てあさきゆめみしゑひもせず子』
という、これまた長い名前の方がいたそうです。
この方も、あまりに長いので最初と最後の字をとって
『山中いす子』さんと称していたそうです。
戦後になってからは、
『藤本太郎喜左衛門将時能』(ふじもとたろうきざえもんのしょうときよ し)さん
という方と、
『龍谷*俯拾仰*里小野弘光』(こもりたにつきようりのひろみつ)さん
という方がいました。
※こもりたにつきよううりのさんの*の部分は難字でした
ちなみに全国で一番長い名前は、生存している方では
『藤本 太郎喜左衛門将時能』(ふじもとたろうきざえもんのしょうときよ し)さん。
普段は、藤本太郎と名乗っているそうです。
全国で一番長い苗字は5文字で
『勘解由小路』(かでのこうじ) ・『左衛門三郎』(さえもんさぶろう) さん
だそうです。
この『勘解由小路』(かでのこうじ) さんは藤原氏日野家流に属する旧堂上家です。
旧幕時代、堂上家の正規町三条も五字姓でしたが明治になって
『嵯峨』(さが)さんに改称しています。
それにしても、昔は兄弟の人数が多かったからなのか
漢数字が並んだ名前も多く使われました。
なかでも仰天だったのは
『一二三四五六』(ひふむしごろく)さん、
さらには、
『一二三四五六七八九十郎』(ひいふみしごろくしちはちくじゅうろう)さん
という名前の方もいました。
…10人兄弟の末っ子だったとか?
漢数字を使った名前は、その読み方も難しいときがありますよね。
九十九(つくも)さんとか…。
ちょっと珍しいところでは
『古川三斗九升五合』(しとない)さん、
『百百百百』(どうどもひゃく)さんという名前の方も戦前にはいました。
漢数字から離れて・・・
『千葉千葉』(ちばちば)さん…なんと千葉県の方でした!
『行方不明』(ゆくえふめい)さん、
『風呂太久蔵』(ふろたくぞう)さん、
『新聞見高』(しんぶんみたか)さん、
『天下一貧乏好』(てんかいちびんぼうずき)さん…
…もう親御さんがふざけて付けたとしか(汗)
『鉄道』(てつどう)さんという名前のお父さん(もう驚きませんっ!)、
自身の長男に『電話』(でんわ)さん、次男に『電信』(でんしん)さんと名付けました。
ペアで名付けられた方のお名前はまだまだあります。
お姉さんが『南無』(なむ)さん、妹さんが『阿弥』(あみ)さん、
その下の弟さんが『陀仏郎』(だぶつろう)さん。
別の家族では、
お姉さんが『打ち出て見れば白妙』(うちいでてみればしろたえ)さん、
妹さんが『富士の高根』(ふじのたかね)さんという、
きっと百人一首から名付けたであろう名前の姉妹もいました。
時代背景なども影響しているんでしょうが、
当時の名付け親さんたちに会って由来を聞いてみたいですね。
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