記事公開日:2025.08.02 | 最終更新日:2025.12.18
犬と一緒のマタニティフォト準備ガイド

はじめに
なぜ準備が大切か
マタニティフォトは、これから生まれてくる赤ちゃんとご家族にとって特別な一枚になります。
そこに愛犬も一緒に加わると、「家族の最初の記念写真」としての意味がさらに深まります。
ただ、その大切な瞬間を安心して迎えるためには、事前の準備が欠かせません。
愛犬は人と違って言葉で意思を伝えられないからこそ、環境や持ち物のちょっとした工夫が、撮影当日のリラックス度合いや仕上がりを大きく左右します。
妊婦さんご自身もご準備をされることで余裕が生まれ、妊婦さんの表情がやわらかく、ワンちゃんも自然に笑顔に見える瞬間を残すことができると感じています。
撮影に向けて準備は「完璧な写真を撮るための作業」ではなく、「ご家族全員が心地よく撮影に臨むための大切なステップ」です。
安心感のある環境があってこそ、自然な笑顔や仕草が引き出されます。
これから紹介するチェックリストやポイントをぜひ参考にして、当日を心から楽しんでいただけたら嬉しいです。
犬と一緒のマタニティフォト 必須の持ち物チェックリスト
撮影当日をスムーズに進めるために、最低限そろえておきたいアイテムがあります。
愛犬が安心できる環境を整えることは、撮影の仕上がりを大きく左右します。
以下のリストを参考にしてみてください。
愛犬のための必需品(おやつ/おもちゃ/リード・ハーネス/トイレシート)
- おやつ — 集中力を高めたり、ご褒美として気持ちを落ち着かせるのに役立ちます。撮影の合間に与えるだけで、表情がやわらかくなります。
- おもちゃ — 音の出るタイプはカメラ目線を誘導するのに効果的。お気に入りのものならリラックス効果も。
- 水分補給 — 小さなボトルや携帯用の器を持参し、休憩中にこまめに飲ませてあげましょう。
- リード・ハーネス — 撮影時の安全確保に必須。普段使い慣れたものを用意すると落ち着きやすくなります。
- トイレシート — スタジオや屋内撮影では必須。事前に済ませても、念のため持参すると安心です。
撮影を快適にするアイテム(ブラシ・タオル・マナーパンツ/ケージ)
- ブラシ — 撮影直前に毛並みを整えると写真映えが大きく変わります。
- タオル — 足拭きやよだれ対策に。数枚あると安心です。
- マナーパンツ — 心配な場合は用意しておくとスタジオでの安心感が高まります。
- ケージ — 撮影の合間や移動中に役立ちます。落ち着ける場所を確保することでストレス軽減にも。
持っていくと便利な小物(お気に入り毛布・小物アクセサリー)
- お気に入りの毛布やクッション — 匂いのついたアイテムは愛犬が安心できる居場所になります。写真の背景に取り入れると温かみも演出できます。
- 小物アクセサリー — リボンやバンダナなど、首回りのちょっとしたアイテムが写真に彩りを添えてくれます。衣装と色を合わせると統一感が出ます。
ポイントは「普段から使い慣れているものを持参する」こと。新しいものよりも安心感が勝ち、自然な表情を引き出す助けになります。
服装・コーディネートのポイント
衣装選びは、写真の印象を大きく左右します。
妊婦さんご本人が安心して着られることはもちろん、家族全員や愛犬とのバランスも大切です。
ここでは私が撮影でよくお伝えしているポイントをご紹介します。
妊婦さんの衣装選び(体型カバー・お腹をきれいに見せる服)
妊娠中は体調や体型の変化もあり、「何を着ればいいのだろう」と悩まれる方も多いです。
おすすめは、お腹のラインがきれいに見えるワンピースやドレス。身体を締め付けず、自然に丸みを強調できる衣装が写真映えします。
逆に、体型を隠そうとしてダボっとした服を着ると、せっかくのマタニティフォトらしさが出にくくなります。体調を最優先にしながらも、「お腹のシルエットをきれいに残す」という視点で選んでみてください。
スタジオモーツァルトではあなたのマタニティフォトを “お腹を見せる”のではなく、 “お腹を魅せる”と考えており、 綺麗なシルエットを出すことにこだわってオリジナルの衣装を制作し、ご用意しております。
詳しくは、「マタニティ専用の オリジナル衣装をご用意」をご覧ください。
家族でのリンクコーデ(色味を揃える・NG柄の注意)
ご夫婦やお子さん、そして愛犬も一緒に写る場合は、2〜3色程度に色味をそろえるリンクコーデがおすすめです。
たとえば「白×ベージュ×ブルー」など、落ち着いた組み合わせだと統一感が生まれます。
一方で注意したいのは、大きなロゴ入りや派手な柄物。
ロゴや柄に目線が向くと、写真全体の雰囲気や印象が薄れてしまうため、避けた方が無難です。
シンプルな服装の方が、被写体である「ご家族そのもの」が際立ちます。
犬との相性を考える色使い(毛色×背景の組み合わせ例)
愛犬の毛色と衣装・背景の組み合わせも、写真の完成度に大きく影響します。
- 白毛のワンちゃん → 淡い色(パステル系)や差し色を入れると映える
- 黒毛のワンちゃん → 白やベージュの明るい衣装と合わせるとコントラストがきれい
- 茶系のワンちゃん → ネイビーやカーキなど深みのある色と相性が良い
背景との兼ね合いもありますが、毛色を引き立てる色を取り入れるだけで仕上がりがワンランク上がります。
衣装は「主役=お腹(お子さん)」と「家族の一体感」、そして「愛犬の魅力」をどう見せるかを意識して選ぶと、どの写真を見返しても心に残る1枚になります。
犬の体調・健康管理の準備
どんなに素敵な衣装やセットを用意しても、愛犬の体調が整っていなければ本来の魅力を引き出すことはできません。
撮影当日を安心して迎えるために、以下の点を意識してみてください。
撮影前の散歩・排泄でリラックス
撮影直前に軽く散歩をしておくと、適度にエネルギーを発散できて落ち着きやすくなります。
特にやんちゃな子や人見知りの子は、外の空気を吸ってリフレッシュさせてあげると表情が柔らかくなることが多いです。
また、事前に排泄を済ませておくとスタジオでも安心。粗相の心配が減り、飼い主さんも撮影に集中できます。
水分補給・食事タイミング
撮影前の水分補給はとても大切です。
喉が渇いていると落ち着かず、表情にも疲れが出てしまいます。小さなボトルや携帯用の器を持参し、休憩中にこまめに飲ませてあげましょう。
食事については「満腹すぎない」ことがポイントです。
直前に食べすぎると動きが鈍くなったり、逆に空腹だと集中できないこともあります。いつものリズムに近い時間で調整してあげるのがおすすめです。
スタジオモーツァルトでは、ワンチャンや小動物が水を飲める給水の容器をご準備しております。
ワクチン・体調確認(無理せず日程変更も可)
撮影前に、ワクチン接種の有無や体調に不安がないかを確認しておきましょう。
健康状態が不安定なまま撮影に臨むと、無理をさせてしまうことになります。
特に妊娠中の飼い主さんにとっても「今日は大丈夫かな?」という不安が残ると、表情にも影響してしまいます。もし少しでも体調に違和感がある場合は、無理をせず日程を変更する勇気を持ってください。写真は先延ばしにできますが、ご家族の安心は何より大切です。
愛犬がリラックスしてこそ、ご家族の笑顔も自然に引き出されます。
体調管理は撮影準備のなかでも最も重要なポイントです。
撮影当日の流れをイメージしておく
初めての撮影は「どんな順序で進むのだろう?」と不安に思われる方も多いでしょう。
あらかじめ流れを知っておくと、心の準備ができて安心して臨めます。
当スタジオの一般的な流れをご紹介します。
※ 撮影当日の妊婦さんのご体調や、ワンチャンの当日の状況などによって撮影の順序など臨機応変にご対応しております。
到着 → 慣らし時間(約15分)
スタジオに到着したら、すぐに撮影を始めるのではなく、まずは愛犬が環境に慣れる時間を取ります。匂いを確かめたり、少し歩き回ったりすることでリラックスしてくれます。
この間に水分補給やトイレを済ませ、カメラマンとも軽く触れ合って「安心できる人」だと認識してもらいます。
撮影 → 家族ショットから(約30分〜60分)
撮影は、自然な表情が出やすい順序で進めていきます。
- ご家族(ご夫婦)+愛犬の集合カット
- 妊婦さんのソロショット
- 妊婦さんのソロショット+愛犬
- ご夫婦でのツーショット
最初に家族全員で撮影することで、元気いっぱいの愛犬も落ち着きやすくなります。
後半はお腹に寄り添うポーズや抱っこのシーンなど、温かな雰囲気を残すことができます。
写真選定 → データ納品まで
撮影されたお写真の中より30〜40枚前後を写真家がセレクトし後日(1週間以内)お客さまのメールへお送りさせていただきます。
その後、お客さまご自身でお好きな写真を選んでいただき、ご返信くださいませ。
(プランにより選んでいただく枚数が変わります。セレクト期間は撮影日より1年間とさせていただていおります)
撮影の流れを事前に知っているだけで、当日の緊張はぐっと和らぎます。
愛犬にとっても、ご家族にとっても安心して過ごせる時間になるよう、ゆったりとした進行を心がけています。
スタジオモーツァルトの撮影は完全貸切制です。
スタジオ内で、他の撮影が同時並行で行われていないので、他のお客さまと重なることがないため、安心して過ごせます。
また、ワンチャンはじめペット撮影は、
その日の最終時間に限定し、終了後は換気・清掃を徹底しております。
特にワンちゃん撮影後は、吸引力の高い掃除機と紫外線殺菌機を使って清潔な環境を整えています。
ペットと一緒のマタニティフォト よくあるご質問
スタジオモーツァルトでよく頂くご質問にお答えします。
はい、大型犬でも安心して撮影いただけます。
ゴールデンレトリバーやラブラドールなどの撮影実績もあり、体格に合わせて安全な配置やポーズを工夫しています。機材の位置や動線も事前に調整しますのでご安心ください。

可能です。頭数や犬種に応じて進行を工夫し、休憩をはさみながら無理のない形で撮影します。
2匹以上でも「みんな一緒の記念写真」をしっかり残せるように対応しています。

興奮しやすい子や人見知りの子も多いですが大丈夫です。
まずはスタジオに慣れてもらう時間を十分に取り、遊びながら撮影を進めます。
連写やスナップを多めに取り入れることで、自然な表情や仕草を逃さず残せます。
はい、可能です。猫や小動物の場合は音や環境の変化に敏感なので、静かに進行し、休憩を多めに挟みながら撮影します。
まとめ
マタニティフォトにおいて一番大切なのは、豪華な衣装や小物ではありません。「愛犬が安心できる環境」を整えることこそが、撮影を成功させる最大の準備です。
お気に入りのおやつや毛布、いつもと同じリードなど、普段の暮らしの延長線にあるものが、自然な表情や仕草を引き出してくれます。完璧に整えようと気負う必要はありません。
そして少しでも不安があれば、事前にスタジオへ相談することをおすすめします。
スタジオモーツァルトではマタニティフォトとドッグフォトそれぞれ豊富な実績から、犬種や性格、妊娠週数に合わせた最適な準備方法をご提案できますので、ご家族みんなが安心して撮影に臨めるはずです。
準備を整えた先には、きっと「今しか残せないかけがえのない一枚」が待っています。どうぞ楽しみながら当日を迎えてください。
マタニティフォト専門撮影スタジオ「モーツァルト」
当スタジオで撮影された
お客様の声
User Voice
マタニティフォト専門スタジオ「モーツァルト」は、おかげさまで4000人以上のお客様にご利用いただき、多くの写真掲載許可と嬉しいお声をいただいております。
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