記事公開日:2016.04.22 | 最終更新日:2022.07.23
神秘さの中にある優しさ 〜マタニティフォト〜
こんにちは
写真家の小町剛廣です。
先日、中国の舞踏家ヤンリーピンさんの「シャングリラ」を
オーチャードホールで観てきました.
今回が現役最後の舞踏とのことで慌ててチケットを購入しました。
彼女は雲南省の出身で独学で舞踏を勉強されたようです。
彼女の踊りはバレーのようでもあり…ヨガのようでもあり…ジャンルを超えています。
どこのジャンルにも属さない、強いていうならば、ヤンリーピンというジャンルだと思います。
今回の彼女の舞踏は宇宙誕生、太陽誕生、月誕生、人類・動物(生命)の誕生・・・と
いった感じで進んでいきます。
そこに彼女の出身である雲南省や隣接するタイやミャンマーの民族などの
文化や風俗を踊りや歌で構成してます。
すごいのはすべてそこの民族の方たちをスカウトして育成してきていることです。
年頃の女の子、男の子たちの年齢が演目とすごくどんぴしゃりだった気がします。
参考までに中国には少数民族が55程あります。
そのうちの20以上の少数民族が雲南省で生活してます。
彼女は独学で踊りをおぼえますが、自然とともにくらす民族にとって歌い、
そして踊ることは自然や神に交歓することであり、
生きていく中で必須なのかもしれません。
一部・二部の構成になっていて一部での彼女の舞踏は「月(MOON)」でした。
この踊りを観て正直ぶっとびました。。
自分の小さい子供のころの記憶が甦りました。というか生まれる前の記憶が
頭によぎったような気がしたかも…
(少しオーバー気味表現ですが本当です…お許しください(笑))
「陽と陰」「月と太陽」「男と女」…など対の関係を感じさせる中で
月に捧げる彼女の踊りは
優しさの中に凛としたものがあり、
しなやかさの中に堂々としたものがあり、
美しさと神秘さが同時に感じられるといったものです…
私が目指しているマタニティフォトの要素をつよく揺さぶらさせてもらいました。
ちなみに私が日頃より打ち出しているマタニティフォトのテーマは
より神秘的に…より作品性の高い…より美しく…凛とした中にある優しさの追求…です。。
私は通常一部、二部構成のものを観る際に休憩には
必ずと言っていいほどトイレに行きますがあまりにぶっ飛びすぎてイスから離れられませんでした
ちなみにヤンリーピンさんが後ろ姿踊っている際、肩や肘の異常な柔らかさからくる表現は凄すぎます。
よければユーチューブで見れますのでどうぞ。。。
(今回カーテンコール時は撮影ご自由にどうぞでした)
本日も最後まで読んでいただきましてありがとうございます
来週、二部についてかきますのでよければお付き合いください。。。
マタニティフォト専門撮影スタジオ「モーツァルト」
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